ゆるランログ

走るのが好き。ゆる〜く気持ちよく走るログ

体力低下は否めない

雨の朝。
せっかくの土曜日。
朝ランの野望…そう、一番調子のいい朝に外を走りたかった。 


最近とても感じていること。
自然なペースで走りたい。


自分にとって、ジムのトレッドミルはどうしたってスイッチの入ってしまうキケンなものかも知れない。


そんなことを最近…思うように走れなくなって、とても感じるようになっている。


今までは、外を走るより真剣に走れるマシンが好きだったはずなのに。


体調不良で休養を余儀なくされてから、あんなにこだわって、必死になっていたものが何だったのかと思うようになって来た。


スイッチが、切れたのか入ったのか。
どちらが良いのか、悪いのか。


わからない。わからないけど。
今自分は、わからない中にいることだけは確かだ。


気分を変えて、今日はジムでスタジオエクササイズ。
全身をくまなく使う有酸素運動。


汗が吹き出る。
血液が身体中を駆けめぐる。
気持ちも、自分の中を駆け上がる。


こんな感覚が好きだ。
無心に取り組む。
やり切った感。
達成感。


そう、繰り返される毎日の中で、こんな感覚を味わえることって、そうは無い。
それが自分にとっての、運動するってことなのだろうか。


自分の可能性を見つけていく。
ガッカリしたり、ヤッタぜ!って思ったり。
自分に自分で挑戦していく、みたいな。
わかる?
わかるような、わかんないような。


今日は久しぶりの楽しい時間。
でも、すでにかなり筋肉痛。
足の裏も、まるで小学生の頃の遠足の後みたいに痛む。


全然、平気だったのに。
土曜日は一日中、身体を動かして元気いっぱいだったのに。


体力、落ちちゃったんだな。
筋力、無くなっちゃったんだな。
そして気力も…ひゅるひゅるひゅる〜〜


楽しかったはずの時間から、ストンと落ちた土曜日の午後。


「マフェトン理論」というのを教えてもらった。



年齢と状況から計算した心拍数を目標に、それを超えないように運動していくというトレーニング方法。


今の自分は通常からマイナス10の病後の数値。
15分かけて心拍数を上げていき、維持しながら運動し、また15分かけて下げていく。


大切なのは、目標心拍数を超えてはならない、保ち続けながら運動するということらしい。
そうやって、持久力を鍛えることがフルマラソンやトライアスロンまでも可能にするのだそうだ。


ホントかな。
こんな状況からも、出来るのかな。


でも面白いかも知れないな。


今、必要なのは明確な目標。きっと。
ひっくり返った自分の中身を、また新しく組み立てたい。


あー、今日も心はガチランだ(笑)
う〜ん!とノビして、上向いてほぐさにゃ〜

走れた!

夜明け頃。
朝焼けとうろこ雲がまぶしい空。 
ぽつんと見つめる月を撮りたくて、朝焼けが入らず。
薄っすらと明るくなる気配だけ、左端に感じながら。


今日はなんだか調子がいい。
食欲がある。
朝食は久しぶりに普通に食べた。


仕事中も、グウグウと虫が鳴く。
この空腹感、本当に久しぶりだ。
ぐっと抑えて、控えめな昼食。
なぜか回って来た小さな大福を思わず食べる。
和菓子なら、大丈夫。


……ほどなく腸が騒ぎ始める。
ああ、またか?


しかし気持ちは明るめ安定。
今日はイケる、という根拠のない自信。
そいつを信じてジムに来た。


昨日、憧れのランナーでもある友人から
「ゆるランなら、心拍数は120以下で」
とアドバイスをもらった。


「ゆるランログって言いながら、内容はかなりガチラン」
という感想ももらって、可笑しくなった。


確かになあ〜。
毎日の自己満足の記録にしようと始めたはずが、まさかの虚弱ランナーの泣き言日記になっちゃって。


昨日手にした「ダニエルズのランニング・フォーミュラ」。
真っ先に開いたのは一番最後。
「休養と補助的トレーニング」の章。


ランナーには計画的な休養と、そうでないと休養とがある、という。
計画的休養は、大会後やシーズンオフの年間スケジュールに組み込まれている走らない日。


計画にない休養は、思わぬケガや病気というアクシデントによるランオフ。


「自分に休養が必要だという事実を受け入れ、問題解決のために必要なことは何でもする、という姿勢」が大事だとダニエル氏も言う。


二人の言葉がシンクロし、何とも言えない気持ちになった。



さあ、とにかく!
今日はジムだ。


トレッドミルは30分にセット。
Fitbitの心拍数を気にしながら、走り始めた。


走り始めは上がるんだな!
改めて確認する事実。


こんなゆるくしか走ってないのに、約束の120を軽く超える。
いかんなぁと思っていたが、ほどなく安定し始めた。


10分もすると、懐かしい汗の吹き出る感じ。
あっと言う間の30分。


不思議だなぁ。
いつもは、1分が長くて仕方なく感じるのに。


走り慣れると当然のように上げていた速度。
今日はぐっと我慢して。


ゆるラン、ゆるラン、ゆるランで。
心拍数の平均は130になっちゃったけど。



シャワーの後、ロッカーでジム仲間と顔を合わせた。
心配してもらえる有り難さ。


何でも、同じ頃にジムでも胃腸炎が続出したらしい。
まさか、ジムが関係していたのだろうか?


ホントのところは分からない。
だけどこのラン、現実。事実。


走ることって、やっぱり楽しい。

走れない時こそ学ぶダニエルズ・ランニング・フォーミュラ

走りたくなるような空だった。


昨日のカレーの一撃の、ダメージが残る。
早退して帰っちゃおうかと凹む気持ちをひっぱたく。


ランも仕事も、虚弱体質なイメージなんて絶対イヤだと思った。
毎日のように走れないこと、食べられないことを綴り続けることにも飽きた。


切り替えよう。
昨日ゴロゴロしながら見ていたネットで出会った本。

ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版
ダニエルズのランニング・フォーミュラ 第3版
ベースボール・マガジン社
2016-03-22

チラッと目にしたことだけはあった。
でも、自分みたいにレースにも出ず、ただ好きに走ってるヤツには無縁なモノだと思っていた。


実は検索ワードは「虚弱ランナー」(笑)
体力がない、体調がイマイチな時のトレーニングや食事のヒントを探していた。


たくさんのランナーブログで取り上げられ、賞賛されているトレーニング方法なのだという。
そして、絶好調のランナーよりは、レースの結果が思うようにならなくて、視点を変えてやり直すぞ!みたいなシーンに多出していた。


今の自分の走力にあったトレーニングの組み立て。
決して無理はしない走り…いつもより遅すぎるくらいのペースで続けて、じっくりと鍛えていくらしい。


ただ漫然と走って来た自分。
走り始めた頃に比べたら、確かに体力も脚力も変わって来てはいたけれど。


本当に、この走りでいいのか?
無計画に好きなだけの走りは、一体どこへたどり着くのか。
ただ走るのが好きなだけ。
それだけで十分だと思って来たけど。


突然の体調不良というアクシデントから、立ち直れないでいる今。
この時に、出会ったことに感じるもの。


いつまでも、うずくまってはいられない。
走れない時こそ、走りを学べ。


走れなかった今日の足は、夕闇の書店へと向かう。
検索機で在庫を調べ、書棚の前へ。
なかなか見つけられなくて、諦めかけた頃に出会った。


良かった!あった!!
嬉しかった。迷わず買った。


じっくり読もう。
まずは理解。それからだ。
走れないけど、時間はある。
ランオフデー、愉しむぞっ!