きっと明日は
朝のハプニングから引きずった一日。
やっと夜。
ようやく終わる。
本当に、事実は小説より奇なり。
あああ……とため息をついて空を仰ぐ。
失ったものは戻らない。
いつかこの日も懐かしい思い出の一日に変わるかな。
変えるために、出来ることをする。
そして、心から祈る。
それだけを
それだけを。
「満月が近づいているからかも」
と師匠が言った。
「引っ張っていってほしいな」
この切ない気持ちも、仕方ない現実も。
月の引力で引き剥がしてほしい。
すーっと、みんなが軽い気持ちになれますように。
今さらながら「下町ロケット特別編」を観た夜。
くすんだ気持ちが洗われるような、物語。
明日からまた、自分もがんばるよ。