走る?走らない?それとも…?
朝から雨。
結構、本降り。
体調はかなり戻った。
でも、やっぱりまだ不完全。
一番元気があるのは、朝。
だから朝のうちに、走っちゃいたい。
そう、どうしたって毎日走りたいのだ。
最初は体重を落とすのが目的だったけど。
いつの間にか、走ることが目的になった。
走れる自分が信じられなくて。
だってね、子どもの頃からかけっこはビリ。
何をやっても不器用で、本ばかり読んでたのに。
高校生では貧血で、ドクターストップでマラソン大会免除。
それが残念どころか、ウシシと陰で喜んでたのに。
たのに、たのに!
そんな自分が走れてる。
カラダ動かすなんて苦痛以上の何ものでもなかったのに。
走ってる。
あの自分が走ってるんだから。
誰が驚くって、自分が一番驚いてる。
自分が誰より喜んでる。
運動音痴は、やっぱりいつでも心の端っこ暗かったから。
気にしてないよっ!ってフリしてて、ホントはかなりのコンプレックス。
だから、だから!
走れる自分がお気に入り。
走れてる自分はジブンのヒーロー。
満足感と充実感、やり切った感。
思いっきり泣いた後みたいに、思いっきりかく汗は、とびっきり気持ちいいのだ。
でも平日の朝は無理なのだ。
こう見えて、朝は結構忙しいのだ。
そしてめっきり、日暮れも早い。
病みあがり。
そう考えながら、ジム用品をバッグに詰めて仕事に向かう。
どんなに忙しい日も、思いがけず早く終わることがあるから。
ジムの用意は、心の御守りみたいなもんだ。
先週のツケで、仕事多忙な今週だけど。
どうにか、かいくぐってジムへ逃げ込もう!
そんな魂胆、木っ端ミジンコ。
気がつけば残業。
やっぱり疲労。
仕方ない。
ここは勇気ある撤退だ。
カラダ治ってもメンタル崩すな。
明日があるさ。
明日のためにとジブンをなだめる。
明日は…ジムのスタジオレッスンなんだけど。
走れる日じゃ…ないんだけど。
でもさ、でもさ!
明日、明日さ。
クヨクヨするな。
ウジウジするな。
明日、明日。さあ明日!